「10年今の生活を続けてたら、肝硬変、肝臓ガンに」

肝臓の脂肪が取れた!

病名 高血圧・脂肪肝

福岡県大野城市在住 S.D.さん(57才)

●自分の健康を疑ったことの無かった私が

 私は長年保険の営業の仕事に携わっています。言ってみれば、「ケンカの仲裁」のような仕事で、この丸い顔と陽気な性格で大概のことはプラスに考えて乗り切る自信があります。が、こういう私でも、定期検診で「がん」の言葉を聞いたときはさすがに医師に返す言葉もありませんでした。当時の私のように、健康を過信している人にはぜひ読んで頂きたいと思います。

 九年前、会社から言われて、十人ほどで検診センターに行きました。そこで「高血圧」と診断されました。血圧は上が一三五、下が一○五でした。上下の幅が少ないのと下が高いのがいけないが、下を下げる薬は無いと言われました。それがけちのつきはじめで、自分の健康を疑ったことが無かった私は動揺し始めました。検査は進み、腹部のエコーをとることになりました。ベッドに寝かされ、腹を出しひやりとするゼリー状の薬を塗られました。そこにカメラですか、なにか当てると前にあるテレビモニターに腹の中が映し出されました。それは素人にもはっきり分かりました。医師が肝臓だと指す所は、真っ白というか、ぐるぐると雲が掛かったようで肝臓の輪郭がはっきり見えませんでした。

●「Dさん、脅しじゃありませんよ」

「脂肪肝です」四十代半ばの温厚そうな医者の言葉はゆっくりと静かで、かえってどきっと突き刺さりました。

「団野さん、脅しじゃありませんよ。今は若いからいいですが、十年今の生活を続けていたら、肝臓ガンの引き金になります。これといった薬はありませんよ。生活を変えなさい。規則正しい生活、食事は腹七分、酒もタバコも控えなさい」

 当時は毎晩欠かさず酒を飲み、仕事の付き合いとなると勢い夜中の一時、二時までということが少なくありませんでした。生活は不規則、食べ過ぎ飲み過ぎ、運動不足にたばこと医者がいうのとまるで反対の生活でしたから、これを一遍に変えろと言われても土台無理な話で、「それはできない」とやっとそれだけ言い返すと、「そしたら仕方無いですね」と突き放されました。 自分は健康だと信じ切っていただけに、肝臓があんなに真っ白な状態であるのを見せつけられて心底驚きました。医者が肝臓がんの引き金になるといったのが大袈裟でないことは私にも分かりました。そして治す薬が無いという決め句が私から話す気力も奪ってしまい、それ以上医師にかみつくこともできませんでした。

 私は健康だと思っていましたが、今思い返すと決して体調は良くありませんでした。顔色は青黒く、目は充血してしばしばし涙が滲むので、始終ハンカチで拭っていました。肩凝りもひどく、右肩から首筋にかけてごりごりに凝って頭痛に悩まされることがよくありました。一番辛かったのは関節痛で、腕が抜けるように痛くて痛くて、肘の関節の痛みを散らすためにぎゅうぎゅう押しながら仕事をしていると、リウマチじゃないのかと人に言われた事もありました。夜は熟睡できずイライラして疲れ易く、仕事で無理がききませんでした。しかしこれは全て風邪か、過労か、年のせいだろうと簡単に片付けて特に医者に掛かることもしなかったわけです。この検診を受けて待った無しの気持ちになった私は、この直後からアガリクス茸を飲み始めました。肝臓病の薬というわけではなく、とにかく新陳代謝をよくすると聞いて飲んだのです。無理だと言いきった生活も少しづつ変えていきました。

●びっくりした先生が「どこの病院にかかったんですか」と

 アガリクス茸を飲み始めて五か月後、下げる薬はないといわれた血圧が一二五と七十五で上下共安定しました。顔色も赤みを帯び、友人たちから「頭も顔もつやつやしとうね」といわれるようになりました。夜も熟睡でき、大小とも便通が爽快になりました。全体的に身体が元気になってきた感じでした。そして九か月後、肝臓がどうなったか診てもらおうと、同じ検診センターへ行ってみました。すると、例の雲のような脂肪の層が大分取れて肝臓の輪郭が分かるまでになっていました。前回のエコーの写真と見比べてびっくりした先生が、「どこの病院にかかったんですか」 と聞きましたから、「先生は薬はないっておっしゃったじゃないですか」と内心得意になって言い返しました。いや、得意というよりも本当に嬉しくてほっとしたという感じでしょうか。いろんな思いがありました。

 あれからもう九年になります。アガリクス茸はずっと飲み続け、生活も随分規則正しくなりました。酒、たばこはまあまあにして楽しむ程度。脂肪肝は完全に消えたわけではありませんが、体調は以前と比べられないほど好調です。アガリクス茸が万能だとも言い切れませんが、自分の生活を見直しながら、続けて飲むことで私に安心と自信を与えてくれているのではないかと思います。

平成10年11月

出所: http://www.csf.ne.jp